電子書籍には、固定レイアウト型とリフロー型があります。
固定レイアウト型は、1ページがそのまま画像のように表示されます。
スマホのような小さな画面で読むと、表示サイズが小さくなります。部分的に拡大して読むしかありません。
実際に、固定レイアウト型の電子書籍をスマホで読むとどうなるでしょうか?
確認してみました。
固定レイアウト型の電子書籍には注記がある
どの電子書籍ストアでも、そのタイトルが固定レイアウト型の場合は、注記があります。
以下は、Kindleストアの注記です。
買ってみたら「固定レイアウト型だった」ということはなくて、買う前に商品説明を読めば書いてあります。
固定レイアウト型は大きな画面で読むのに適していますが、スマホでその電子書籍を読みたいケースがあります。
以下、実際に固定レイアウト型の電子書籍を読んでみました。
固定レイアウト型をスマホで読むとこうなる
5インチディスプレイのスマホで読んでみました。
固定レイアウトの漫画
ベストセラーの「君たちはどう生きるか」(コミック)です。
スマホの拡大表示はできます。(マルチタッチスクリーン操作のピンチアウト)
このまま読んでもわりと普通に読めます。漫画は絵が中心なので、小さくてもそれほどの不便はないです。
最近はスマホに最適化したコマ送りコミックも増えています。
固定レイアウトの資格教材
資格教材の電子書籍は、どうしても固定レイアウト型が多いです。
図表を使ったページが多いので、リフロー型にするメリットが少ないからだと思います。
上記画面は、少し拡大(ピンチアウト)しています。最初の表示では字が小さく読めませんでした。
資格関連はもとから字が小さい教材が多いので、スマホで読むのは少しキツイです。
ピンチアウトすると図表の一部しか表示されないので、スクロールしながら読むことになります。
固定レイアウトのファッション雑誌
ファッション雑誌も固定レイアウト型になります。画像が多いので、スマホに最適化するのは難しいです。
写真を中心にさらっと流し読みするなら、ストレスはありません。
ファッション系の雑誌は写真が主体なので、スマホでも問題なく読めます。
文字を読もうとすると、ピンチアウトとスクロールの操作が頻繁になります。
固定レイアウトの一般書籍
一般書籍の多くはリフロー型になっていて、スマホで読んでもストレスがないようになっています。
しかし、たまに固定レイアウト型の一般書籍があります。
「この世でいちばん大事な「カネ」の話」は、現在はリフロー型の電子書籍が出ていますが、以前は固定レイアウト型でした。
どうしても文字が小さいので拡大(ピンチアウト)することになります。
1ページめくるたびに拡大しなければなりません。すごく面倒です。
後からリフロー型を出すなら、固定レイアウト型で出すのはやめてほしかった。ちょっと納得行かないです(笑。
文字中心の書籍は固定レイアウト型を避ける
漫画や雑誌のように、絵や写真が主要なタイトルなら、固定レイアウト型の電子書籍をスマホで読んでも問題ないです。
内容を把握するうえで、さほどのストレスはありません。
しかし文字を読むのはけっこう面倒です。最初の状態では文字が小さいので、拡大(ピンチアウト)する必要があります。
1ページめくるたびにピンチアウトするのがほんとに面倒です。
固定レイアウト型を読むならスマホを両手持ち
最後に、固定レイアウト型の電子書籍をスマホで読むコツについて。
どうしても拡大する操作を頻繁に行うことになります。
移動中でのスマホ片手操作はきついです。画面を拡大するためのピンチアウト(2つの指で画面に触れて間隔を広げる)ができません。
以下のように、スマホを両手で操作するようにすれば、ストレスが減ります。
片手で持って、片手で操作。
これなら画面の拡大縮小(ピンチ操作)が簡単です。
固定レイアウト型の電子書籍を読むときには、椅子に座っている状態で、スマホを両手で操作して読んでみてください。
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