電子書籍は本当に安いのか?漫画を比較しました

ほとんどの電子書籍は、紙の本より価格が安くなっています。

「紙の原価・印刷・運送・店舗小売」といったコストがかからないからです。

しかし、本代の大部分を占める編集コスト(出版社の取り分)、および印税は同じようにかかります。さらに、電子化のコスト、プラットフォームコスト(Amazon等)といった電子書籍に特有のコストもあります。

そのため「電子書籍は思ったほど安くはない」という声もよく耳にします。

論より証拠。ランキング上位の著名な漫画を例にして、紙の本と電子書籍の価格を比較しました。

 

kindle版 500円
コミック 607円

kindle版 540円
コミック 596円

kindle版 432円
コミック 463円

kindle版  432円
コミック 463円

kindle版  400円
コミック 432円

kindle版  432円
コミック 463円

kindle版 500円
コミック 555円

kindle版  400円
コミック 432円

kindle版  400円
コミック 432円

上記の漫画9冊でなんとなく、電子書籍とコミックの価格差がわかってきます。

まず、確実に電子書籍の方が安いことは間違いありません。

どのくらい安いかといえば、5%~15%の範囲で安いといったところ。ほとんどが10%前後ですね。

「思ったほど安くない」という印象を持つ方が多いかも知れません。

だけど、紙の漫画なら10冊買えるところで、電子書籍の漫画なら11冊買える。100冊の紙の漫画を持っている方は、電子書籍にしていればあと10冊ほど多く買えたかもしれない。

そう考えると、この価格差は大きいです。

古い漫画はかなりお得

上記であげた例は、そこそこ新しい漫画です。新刊とか、シリーズが続いている漫画。

もっと古い漫画なら、読み放題の対象になっています。

Amazonの読み放題 Kindle Unlimitedだと月980円で大量の本が読み放題です。

たとえば、以下。

手塚治虫の名作。「奇子」全巻が読み放題。

カイジも1巻~3巻まで読み放題。著者や出版社の方針によって、読み放題の対象にするかどうかを自由に決められるのでしょう。

たくさんの漫画を読みたい人は、やっぱり電子書籍の方が圧倒的にお得です。

最新刊はわずかに安い程度ですが、ちょっと古い漫画になると読み放題で読める。

電子書籍の漫画はメリットが多い

その他、電子書籍には、期間限定の無料の漫画も多いです。紙の本を買った後で知ったら、ちょっと悔しいですね。

現在の無料漫画を知りたい方は以下のリンクで探してください。

→ Kindle ストア

シリーズ漫画の1巻~3巻程度を期間限定で無料にすることが多いかな。シリーズが続いている人気漫画でもよくやってます

シリーズのファンを獲得するための販売促進ですね。

無料だからと読んでしまうと、面白くて、どうしても続きが読みたくなって、続刊をすべて買ってしまうwなんてことあるので要注意。

それにしても、間違いなく、電子書籍は漫画文化に役立ってますね。

  • 少しでも安く読者にコンテンツを届けられる
  • 昔のタイトルを読んでもらうチャンスが増える
  • ファン層を広げる手段がたくさんある

これからは電子書籍で漫画を読む時代になりそうです。