利用する電子書籍ストアを1つに絞るメリット

今まで複数の電子書籍ストアの会員になって、使い分けてきました。

しかし、最近になって複数の使い分けが面倒になってきました。

電子書籍ストアを1つの絞るメリットについて考えてみます。

複数の電子書籍ストアを利用するメリットを確認

以前、「複数の電子書籍ストアを使い分けるメリット」という記事を書きました。

複数の電子書籍ストアを使い分けるメリット
複数の電子書籍ストアを利用する人が多いようです。私も7つの電子書籍ストアを使っています。 あちこちのサイトに本が分散するので使いにくいようですが、実際にやってみるとメリットの方が大きいです。 複数の電子書籍ストアを使い分けるメリットとデメリ...

3つのメリットをあげました。

  1. 本を整理しやすい
  2. ポイントを無駄なく使える
  3. 万が一のサービス終了のときに被害を減らせる

複数のストアを利用するメリットはたしかにあると思います。

しかし、最近はデメリットを痛感するようになりました。

複数ストアの使い分けは面倒だった

複数の電子書籍ストアを利用していると、どうしても感じるデメリットがあります。

ストアの使い分けが面倒なんです。

購入するときに使い分けるのが面倒

たとえば、Kindleストアで面白そうな本を偶然見つけてポチろうとします。

すると、「あー、推理小説はkoboで買うんだっけ」と考えて、いちいち楽天koboに行ったりする。

こういうのがすごくメンドクサイわけです。

ストアによって買う本のジャンルを分けると、スムーズに購入できないんです。

読み返すときも探すのが面倒

電子書籍を読むときも、「あの本はどのストアで買ったんだっけなー」と考えるのがメンドクサイ。

たとえ2つのストアまで絞れても、「どちらかだっけな?」と探すのが面倒なんです。

利用する電子書籍ストアを1つに絞っておけば、何も考えずに買ったり読んだりできるわけです。

特定の電子書籍アプリに慣れてしまう

もう1つ。複数ストアを使い分けるデメリットは、特定のアプリに慣れてしまうことです。

電子書籍アプリはシンプルな構造なので、どのストアのアプリでも簡単に使用できるものです。しかし、そうはいってもアプリによって違いはあります。

たまにしか使わないストアのアプリは、いちいち使用法を思い出すのが面倒だったりするわけです。

たとえば、特定のストアアプリに慣れてしまうと、それが前提になってしまう。

他のストアアプリを使ったときに、できるはずのことができなかったりして、微妙にストレスになったりします。

サービス終了リスクについての考え方

電子書籍ストアのサービスが終了すれば、買った本が読めなくなります。↓

サービス終了した電子書籍ストアはどうなったか
電子書籍ストアが乱立していますが、すでにサービス終了したストアもあります。 実際にサービスを終了した電子書籍ストアは、どのような対応をしているでしょうか。 ユーザーとして教訓になるので、調べてみました。 買った電子書籍はいずれ読めなくなる ...

このリスクがあるから、複数ストアを使い分けることのメリットが際立ってきます。

ストアを使い分けることで、万が一のときでも損害が減らせる。

一生ずっと不便な思いをしながら電子書籍と付き合うの?

30年後に電子書籍ストアがどうなっているかわからない。だから、面倒であっても、一生ずっと電子書籍ストアは使い分ける・・・。

最近、これって何か「違う」気がしています。

サービス終了を怖れて、あちこちのストアで電子書籍を買うのが、なにかズレている気がするんです。

万が一に備えて、ずっと不便な思いをし続ける・・・というのは、ちょっと違うんじゃないかと。

そこまでして、本を抱え込まなくてもいいんじゃないかと。

電子書籍をいま読んで、楽しめばいい、役に立てばいい。20年後30年後の心配をしなくていいんじゃないでしょうか。

20年後30年後に読みたい本は、現在の時点で買うような本とは違っているはずでは?

直観的に本と付き合うならストアを絞る

デジタルツールの強みは、考える負担を減らすことです。

カレンダーアプリにしても、メモアプリにしても、直観的に使えるからこそ「日常の力」になります

電子書籍も同じ。

何も考えず、買いたい本を探したり、読みたい。もっと直観的に本と付き合いたい。

買った本はいちいちカテゴリ分けしないで、探すときは検索を使う。

そういうのがデジタルツールらいし直観的な利用です。

7個も8個もストアを使い分けていたら、つねに思考判断が必要となって、直観的に使えないのです。

利用する電子書籍ストアを絞ることで、直観的な利用が可能となります。

複数ストアを使っていれば自然と絞られる

「電子書籍は初めて」という人にとっては、どのストアを選べばいいのか迷うはずです。

最初から1つのストアに絞る必要はないです

まずは様々なストアを使ってみて、アプリの使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。

おそらく、そのうちストアの使い分けが面倒になってきますよ。

特に意識しなくても、利用するストアは自然と絞られてきます。

突き抜けたコンセプトがあれば複数ストアもあり

個人的には、電子書籍ストアを1つに絞ることになっても、Rentaは並行して利用すると思います。

ストアのコンセプトがまったく違うからです。

48時間だけ安くレンタルする」という他に類を見ないコンセプトなので、替えがききません。

漫画を一回読むだけなら電子書籍レンタルのRentaで充分
Renta!(レンタ)は異色の電子書籍ストアで、108円から電子書籍のレンタルができます。 「同じ漫画を何度も読まない。漫画は一度読めば充分」という方は、48時間レンタルすれば割安で済みます。 48時間レンタルの料金はバラバラ 48時間レン...

だからといって、電子書籍ストアをRentaだけに絞るというのは無理です。一般書籍はほとんどないので。

「別のストア+Renta」となりそう。

Rentaのように「突き抜けたコンセプト」を打ち出せば、他の電子書籍ストアも複数使うストアに入ってくると思います。

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