Renta!には「48時間レンタル」と「無期限レンタル」があります。
「無期限レンタルの意味がわからない」という質問がけっこうあります。
Rentaの「無期限レンタル」と他の電子書籍ストアの「購入」は何が違うのでしょうか。
「無期限レンタル」も「購入」も価格は同水準
Renta!の無期限レンタルは、チケットが4枚か5枚のことが多く、他の電子書籍ストアで購入するのと同じ価格です。
Renta!で「進撃の巨人 21巻」は、チケット4枚。1枚108円で計算すると432円。
Amazon Kindleで「進撃の巨人21巻」を購入するときも432円。
「進撃の巨人」はたまたま価格が同じですが、すべての本が同じではありません。
Rentaはチケット制(100円単位)なので、完全に一致しないケースも多いです。
ただし、ほぼ同一水準の価格がついています。
なぜ「無期限レンタル」なのか
Renta!はなぜ「購入」ではなく「無期限レンタル」なのでしょうか?
Renta!のコンセプトは「電子書籍のレンタルサイト」なので、「レンタル」という単語を使いたかったからでは?(笑
もう一つの理由として考えられるのは、Rentaはチケット制なので、定価と完全に一致させることができないケースもあるからでしょう。
「同じタイトルなのに何で他のストアと価格が違うんだ?」と聞かれたときに、「Rentaは無期限レンタルですから」と説明できます。
Rentaの「無期限レンタル」は、他の電子書籍ストアの「購入」と比較して、サービスに違いはほとんどありません。
たまに、「無期限レンタルだといずれ読めなくなるのでは?」といった不安をネットで見かけますが、電子書籍ストアのサービスが終了したら読めなくなるのはどこでも一緒です。
そもそも電子書籍は「レンタル」という概念
紙の本であれば、本という物体を購入することになり、その物体を手元に置くことになります。
その物体の所有権を手にしているので、古本屋に転売もできます。
それにたいして、電子書籍はデジタルデータです。しかも、そのデータにはDRM(デジタル著作権管理」でロックがかかっています。
電子書籍の転売はできません。電子書籍で可能なことは、読むことだけです。
転売できないなら所有権がないのと一緒なので、「購入」ではなく「レンタル」と呼ぶほうが相応しいです。
今後、電子書籍のようなデジタルコンテンツが消費の中心になるはずです。そのときは、「購入」「所有」の概念は時代遅れになるでしょう。
将来的には、すべての電子書籍ストアが、「購入」ではなく「無期限レンタル」に名称を変更すると予想しています。
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▼追記
Rentaが「無期限レンタル」としていることについて、再販制度が絡んでいると思っていましたが、調べてみると関係ありませんでした。電子書籍は再販制度が適用されないようです。
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