AmazonのKDPで出版した本は、何度でも再登録(修正・改訂)できます。
出しっぱなしにしないで、一度出した本を改訂することをお勧めします。
改訂版を出すのは、けっこうメリットが大きいと感じています。
改訂後にレビューが付くことが多かった
私がKDPで個人出版する本は、実用書やビジネス書がほとんどです。
今までに出版した本の中で、半分くらいの本を改訂しました。
- 文章を直して、読みやすくする。
- 既存の章にたいして、情報的な価値を高める。
- 追加したい情報ができたので、新たに章を加える。
こんな改訂をしましたが、改訂した後になって、好意的なレビューをもらえることが多かったです。
本の内容が改善されたので、レビューが得られたと思っています。
一度で完成形にもっていくのは無理
つくづく思うのは、コンテンツを一度で完成形にもっていくのは難しいです。
しばらく後になってから、「もっとこう書けば良くなる」「この情報を加えた方が読者は喜ぶ」というのが見えてくるものです。
0から本を書くときに比べれば、改訂するのは簡単です。改訂を重ねて本の完成度を高めるべきだと思います。
改訂していると、あるときを境にして、読者から急にレビューが付き始めたりします。
読者から好意的なレビューを引き出すには壁がありますが、改訂によって壁を突破できる可能性があります。
Amazon内の検索で上位表示が期待できる
もう1つ大きなメリットがあります。
改訂の入ったKDP本の方が、Amazon内の検索で上位表示されると期待できます。
改訂した実体験からは、検索で有利かどうか判断できないため、あくまで期待しているだけですが。
ひとつ言えるのは、Googleの検索エンジンでは、過去のコンテンツ(ブログ記事)を改訂(更新)した方がSEOで有利だということ。
放置されているコンテンツではなく管理されているコンテンツだと判断されたり、情報的な価値が加わっていることが評価されるのでしょう。
Googleの検索エンジンでそうなら、Amazonの検索エンジンも同様のアルゴリズムが存在すると期待していいのでは?
少なくとも、改訂によって悪影響はないはずです。
タイトルを変えるのも効果があった
本のタイトル(書名)を変える改訂もやったことがあります。(当然、表紙も変えることになります)
本の出版は、タイトルが大切です。読者に興味を持ってもらえない失敗タイトルを付けると、どうにもならないことが多いです。
タイトルが失敗したと思ったら、タイトルを変えて(中身も多少は改善させて)、改訂すべきだと思っています。
タイトルを変えるとペナルティがあるんじゃないかとドキドキしましたが、狙い通りに売上が増えたので安心しました。
(注)
タイトルを変えたときには、説明文に「旧版〇〇の改訂版です」と明記するようにしてください。
改訂するコツ:ターゲットを絞った1章追加
改訂する気にならないことも、けっこうあります。
- これ以上、加える情報もない。
- そもそも売れてない(読まれていない)ので無駄骨になりそう
そんなときは、本のターゲットを思いっきり絞って、1章追加してみてはいかがでしょうか。
たとえば、ブログ運営の初心者ガイド本だとしたら、シニアのブログ初心者向けに1章を加える。
ターゲットを絞ると、1章追加するのは案外簡単です。
その本が売れている場合は、余計な改訂をするのは勇気がいりますが、もし売れてないなら試す価値はあります。
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