似たようなコンテンツであっても、メディアが変われば、位置づけが変わります。
「テレビの連続ドラマ」はけっして「映画」ではありません。そのようには視聴されていない。
同様に、電子書籍は本ではないと考えています。
紙の本を電子書籍にしたものは読みにくい
紙の本をそのまま電子書籍にしたものは読みにくい。そう感じるのは私だけでしょうか。
- なぜ、こんな広範囲のテーマを取り上げて、冗長なのか。
- なぜ、こんなにページ数が多いのか。
- もっとシンプルに本質だけを語って欲しい。
- 言葉を選びすぎて、堅苦しい。もっと会話のように本音で書いてほしい。
こんな風にいつも思っています。
つまり、紙の本と電子書籍は別物なのに、紙の本のコンテンツをそのまま電子書籍にすると違和感があるのです。
むしろブログをまとめたものが読みやすい
違和感のない電子書籍はブログをまとめたようなものです。
- ざっくばらんの話し言葉
- 文体は会話調で冗長だけど、テーマはピンポイントの狭い内容
- ページ数は短め
こういった作り方をしたコンテンツが電子書籍にしても違和感がない。
軽く、サクッと読む気になるコンテンツです。
そう考えると、電子書籍は本よりもブログに近いと感じます。
ブログを書くように電子書籍を書く
KDPで電子書籍を書くときには、上記を意識しています。
既存の紙の「本」をお手本として、「本」をイメージして書くのではなく、「ブログ」をイメージして書くようにしています。
できるだけ、ざっくばらんに、ピンポイントに、シンプルに。
電子書籍の一読者として、その方が違和感がないからです。
私の知る限り、KDPで活発に活動している著者は、まるでブログを書くように電子書籍を書いています。
もし、電子書籍を出したいのに気負ってしまって書けない人がいるとしたら、「電子書籍はブログに近い」と考えてみてください。
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