文章を売る恐怖心がなくなる方法

いざ電子書籍を作ろうと思っても、有料で販売することを考えるとストレスがかかります。

自分の文章でお金をとってもいいのだろうか?

そんな恐怖心が沸き上がってくることでしょう。文章を売ることにたいする恐怖心があって、書くことができないケースも多いようです。

このページでは、そのような恐怖心が一気に消える方法をご紹介します。

上ばかり見ている人はドロップアウトする

まず、恐怖心から文章が書けなくなる典型的なケースをご紹介します。

典型的なケースというのは大学院です。文章を書くのが怖くなって、修士論文・博士論文を書き上げることができず、中退する人がたくさんいます。

そのような学生は、「理想が高い」という共通点があります。

偉大な学者たちの論文をモデルにして、「論文とはそういうものであり、自分も同じレベルのものを書かなければならない」と感じているのです。

だから自分の論文の粗ばかりに目について、自分の才能のなさに絶望してしまうわけです。

しかし、世の中には腐るほど修士・博士課程の学生たちがいて、学者としての才能がない人が多いわけです。全学生の論文の平均レベルは、実はものすごく低いのです。

その現実を見ようとせずに、天才のレベルが平均値だと思い込んでいる学生たちが、徐々に書けなくなるようです。

世の中に流通する文章は低レベル

これは電子書籍の出版にも言えることです。

仮に、小説を書くとしましょう。「小説」について、どのようなイメージを持っていますか?

夏目漱石や村上春樹でしょうか。ドストエフスキーやアガサ・クリスティでしょうか。

そういう天才作家たちを想定していると、書けなくなります。

天才と比べてしまえば、自分の才能なんてゼロに等しく、文章を売るなんて恥ずかしくてできなくなります

しかし、世の中に流通している小説の平均は、はるかに低レベルです。よくこんなものが商業出版に乗るなあ・・・というような小説はたくさんあります。(特に、ライトノベルとか)

まして、個人で出版するような電子書籍となれば、怖ろしくレベルが低いものばかりです。それでもみんな堂々と99円とか299円とかで売られています。

低レベルの作品をたくさん読む

世の中の平均値を知るにはどうしたらいいでしょうか。

たくさん買って読んでみることです。

間違っても、有名作家とか人気作家のものを買わないようにしてください。

そうではなく、あなたと同じ個人出版の電子書籍をたくさん買ってみてください。10冊、20冊、30冊と、お金を出して買って読んでみてください。

1冊99円の電子書籍なら、30冊買っても3千円以下です。お金はたいしてかかりません。

よく書けている作品もあるでしょうが、ひどい作品もたくさんあります。だんだんと平均値がわかってきます。

すると、「自分も捨てたものではない」「この程度なら私も書ける」「これに比べれば、私の作品の方がましだ」という自信が出てくるはず(笑。

文章を売る恐怖心なんて、一気に消し飛ぶと思います。そして、肩の力を抜いて、楽しく執筆活動に取り掛かれることでしょう。

高いレベルばかり見ている人は、常に自己卑下することになります。世の中は、あなたが思うよりもレベルが低いものです。その現実を知ってください。

 

コメント

  1. より:

    最後の一文がいいですね!