AmazonのKDPで電子書籍をリリースすると、読者から辛口レビューがつくことがあります。けっこう落ち込むものです。
私も14冊の電子書籍をリリースして、その中の2冊は星1つの低評価でした。しかも、かなり辛辣なレビュー内容でした。
そんなときの対処法をご紹介します。
複数の本をリリースするのが早道
1冊だけ電子書籍でリリースして、そして星1つの低評価。
この状況はいかんともしがたいものです。そんなときには、次の本を早くリリースするに限ります。
10冊の本を出して、すべて星1つというのは滅多にないです。
良い読者と出会うのは確率的な運です。たくさんの本をリリースすれば、相性の合った読者から好意的なレビューをもらえる確率が上がるわけです。
低評価がたくさんついたとしても、高評価をくれる読者の存在がわかると、低評価は気にならなくなります。
高評価をくれる読者と出会うまで、本を次々とリリースしてください。
後になって感謝するかも知れないと考える
辛口のことを言う人がいて、そのときは腹が立っても、何年かたって感謝する。そんな経験はないでしょうか。
腹が立った人に、後から感謝するのは、ありえることです。
ですから、低評価をしたり、辛口レビューコメントを残した人にたいしても、「後になってから感謝するかも」と考えてみましょう。
今後の電子書籍の出版で、厳しい読者の存在がプラスに働くかもしれません。
- 辛口コメントを参考にしてより良い作品が書けるようになった。
- 読者の評価に怯えないように、納得する作品を書こうと覚悟ができた。
どんな形で感謝するかはわかりませんが、それは自分次第です。
読者をコントロールすることはできないと悟る
自分の書いた文章を褒められればうれしいし、けなされれば悔しい。
これは誰でも同じですが、読者をコントロールしようとするのは間違っています。
読者は読者なりの事情があって、自由に論評します。
彼らの自由を尊重しましょう。
ですから、仮に低評価をされても、達観した感想を持つようにします。
「どんな評価をするのも彼らの自由。私が何を書くのも私の自由」
こんな風に自分に言い聞かせましょう。
厳しい読者が多いほど、作家は達観した世界観に達することができるというわけです。
厳しい読者を利用して悟るくらいの気持ちでいるのはどうでしょうか。
酷いレビューをもらったときは、「人に褒められるために書く」というレベルから脱する良い機会なのです。
酷いレビューがあるときほど、一部には熱烈なファンがいる
毒にも薬にもならない本であれば、読者は低評価も高評価もつけません。
読者が自分の時間を使ってまであえて低評価をつけたのは、そうせざるをえなかったからです。その人の逆鱗に触れてしまったのでしょう。
ということは、逆にタイプの読者からみれば、ものすごく心の琴線に触れたかも知れません。
反発する人が多いほど、熱烈なファンが多いものです。
嫌いな芸能人ランキングに載るタレントは、好きな芸能人ランキングにも選ばれるものです。
ということで、酷いレビューがあったら、「一部には熱烈なファンがいるかも知れない」と考えるようにしてください。
間違っても、すべての読者が同じように低評価だと思い込まないように。
反面教師にする
他者の良いところを見ないで、欠点ばかり見て悪口を言う人がいます。
それと同様に、書かれた文章についても、良い部分を探そうとしないで、粗ばかり探すような読者がいるのです。
マイナス面をほじくりだして悪口をいって優越感に浸る。そんな性格の人がいます。
しかし、そういう人を見つけたら、反面教師にするべきでしょう。自分はそうならないように。
書かれた本のケチをつけるのは簡単です。5分くらいで流し読みをして、星1つの低評価をする人がいる。しかし、作家はその本を書くのに何十時間もかけて、多くの思いを込めている。
ですから、自分が読者のときには、安易にケチをつけるのは控えたいものです。
悪口ばかり言う人は反面教師。自分は安易に人の創作物にケチはつけない。
そう考えるようにしましょう。
まとめ
電子書籍を書く前、「読者がどんな評価をしようが気にしない」と私は思っていました。
しかし、実際に星1つのレビューをもらうと、けっこう凹みます。
やるせない気分というか、嫌になってくる。
そんな経験から、この記事を書きました。
一番の良薬は、複数の本を出して、1人でいいから高評価の読者を獲得することです。これは理屈抜きで、執筆の意欲をもらえます。
その一人を獲得するまで、上記を参考にして、がんばってみてください。
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