オーディオブックの市場は、これから拡大すると見込まれています。
スマートスピーカーが起爆剤になると期待されています。
試しに、Amazonのオーディオブックをちょっとだけ聞いてみました。
オーディオブックの市場は小さい
オーディオブックとは、書籍を朗読した音声コンテンツです。
聴くだけで、本の内容がわかる。「本を読む」のではなく、「本を聴く」コンテンツです。
日米のオーディオブックの市場規模
2015年前後の記事で以下のように書かれていました。
- 日本のオーディオブック市場規模:50億円
- 米国のオーディオブックの市場規模:1600億円
米国では電子書籍市場よりもオーディオブック市場の方が大きいとのこと。
車社会の米国は、1日の中で運転している時間がやたら長いので、オーディオブックが普及しています。
ちなみに、日本の市場規模50億円のほとんどは落語CDとされます。
潜在的な日本の市場規模は10倍以上あると期待されています。
オーディオブックを試してみた
Amazonにもオーディオブックのカテゴリがあります。
→ Amazon Audible (オーディブル) ・ オーディオブック
月額1500円で聴き放題というサービスがあります。
「1ヶ月無料体験を試そう」というページで、登録しなくても何冊かの本の音声を流すことができます。
再生ボタンを押すと、「オーディオブックがどういうものか?」がわかります。
試してみて、気づいたこと。
朗読するスピードが遅すぎる
オーディオブックを聞いて、まっさきに感じるのが「遅さ」です。
文章を朗読するナレーションは、なぜこうも遅いのでしょうか。
日本昔話を子どもに言い聞かせるようなスピードです。
これはちょっとキツイです。
「小説」ならぎりぎり耐えられますが、「ビジネス書」でこれは無理です。
著者が吹き込むパーソナリティ方式ならいける!
上記写真の右上の「人生を変えるスティーブジョブズスピーチ」は、著者らしき人が普通の会話調で吹き込んでいます。
わかりやすい喩えでいえば、ラジオのパーソナリティのようなしゃべり方です。
これならOKですね。聴きたくなります。
ビジネス書の吹込みは、すべてこの調子でやってほしい。
英語ができる人なら元が取れる
オーディオブックは米国が本場なので、英字新聞・洋書のオーディオブックはたくさんあります。
市場規模が違うので、ラインナップの数も変わってきます。
TEDやニュースの英語は、オーディオブックでなくても様々なアプリで聴くことができます。
小説やビジネス書のモノローグ音声は、けっこう価値がありそうです。
英語ができる人はオーディオブックの聴き放題に入っても、余裕で元が取れそうです。
スマートスピーカーで対応したら考える
「LINE Clova」「Google Home」「Amazon Echo」といったスマートスピーカーが話題です。
これらのデバイスが普及すれば、オーディオブックを聴く人が増えるかも知れません。
部屋の中で、パソコンやスマホを使う機会が減るからです。
パソコンをつけるのではなく、スマートスピーカー経由で本を聴くようになるかも知れません。
現在、Amazon Echoは、Amazon Musicに対応しているという記述はありますが、Amazon Audible (オーディブル)に対応しているとの記述がありません。
いずれ対応するのは確実でしょう。そのとき改めて、オーディオブックの利用を考えたいです。
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