AmazonのKDPで出版するときには、本の「表紙」が必要です。
初めて電子書籍を出版するときには戸惑うはずです。
上手な表紙を作るコツを解説します。
良い表紙とは
表紙は本の「顔」になります。読者の目に最初に飛び込んでくる部分です。
プロのように凝り過ぎる必要はありませんが、そこそこ見栄えがするように気を使いたいところです。
まず、電子書籍の表紙で、良いデザインについて考えてみましょう。
表紙は情報で埋める
文字でも、画像でも、色の組み合わせでもいいですが、表紙全体を埋めましょう。
上記をみると、タイトル・文字・画像・配色で、表紙がきっちり埋まっています。このように、何らかの情報で埋まっている表紙は、見栄えがするものです。
表紙がきっちり埋まっていると、手抜きしている感がないので、本の内容も充実していそうな期待が持てます。
シンプルにするなら帯イメージが必須
もっとシンプルな表紙にする場合を考えてみます。
シンプルかつ優れたデザインは以下のようなもの表紙です。
上半分はシンプルですが、下半分に帯をイメージしたデザインにしています。
シンプルなデザインにする場合は、「帯イメージ」が必須でしょう。
帯の部分は配色を変えます。そして、帯には文字や画像を盛り込むことで、見栄えのする表紙になります。
壁紙を使えばシンプルでも個性的
帯イメージを使わず、しかもシンプルな表紙が良い場合は、壁紙を上手に使うことになりそうです。
黒一色の背景だと手抜きになりすが、壁紙を使っているので、個性的で目を引くものになっています。
壁紙を上手に使えば、シンプルで個性的になります。しかも短時間で作れそうです。
悪い表紙とは
次に、残念な表紙(悪い表紙)について考えてみましょう。
1.色使いがおかしい
原色を使った珍妙な色の組み合わせを使った本がたまにあります。(昔はWebサイトでもけっこうありました)
派手な色使いが悪いわけではなく、色彩感覚がおかしい表紙があります。読者からすれば、本を買う意欲はしぼんでしまいます。
配色に自信のない方は、お手本となる表紙を探して、配色を真似するようにしましょう。
2.シンプル過ぎる
モノトーンの背景に、小さくタイトルが書かれているだけの表紙があります。
まるで学術レポートのような表紙です。色気がなさすぎて、著者のやる気を疑ってしまいます。読者からすれば購入意欲がなくなります。
もちろん、シンプルなデザインで優れた表紙はありますが、それらは絶妙な文字の大きさと配色をしているのです。
シンプルな表紙を作りたいなら、帯イメージを作るか、壁紙を使用するようにしましょう。
「良い表紙」「悪い表紙」でポイントを押さえたら、さっそく表紙を作ってみましょう。
表紙を作る方法
表紙を作る方法は3つあります。
自分で作る、クラウドで作る(ジェネレータで作る)、人に作ってもらう。それぞれについて解説します。有益なリンクも貼っておきます。
表紙を自分で作る方法
自分で表紙を作るためには、画像編集は欠かすことができません。
私のPCはWindowsなので、OSに付属されている画像編集ソフト「ペイント」を使っています。
素材は、無料の素材サイトから借りています。以下のようなサイトでは、画像や壁紙を無料でダウンロードできます。
もし、表紙素材そのものを探している場合は、以下のようなサイトがあります。
上記のような表紙素材の配布サイトは、文字画像を自分で作れば完成します。少し手をかければ個性を出すこともできます。
表紙をクラウドで作る
クラウドで表紙を作ることもできます。
表紙作成のためのジェネレータサイトを利用します。
このサイトでは、タイトル文字を入力するだけでKDP用の表紙を作ることができます。
しかし、どうしてもワンパターンになってしまいます。しょうがないですね。
表紙を人に作ってもらう
誰かに表紙を作ってもらう場合は、お金がかかります。
クラウドソーシングで依頼するのが一般的です。
価格はフリーランスによって様々です。高いところで数万円。安いところで数千円といったところでしょうか。
電子書籍は儲かるものではないので、趣味でKDP出版をしている人にとっては二の足を踏むものです。
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