ジャストシステムの文章校正サイト「ATOKクラウドチェッカー」を試してみました。
今まで、日本語入力は Microsoft IME を使ってきましたが、この機会にATOKに切り替えました。
まだ使ったばかりですが、 「ATOKクラウドチェッカー」 の感想をメモしておきます。
結論からいうと、「いまひとつ物足りない」感じです。
最初に ATOKクラウドチェッカーを使う方法
ATOKクラウドチェッカーは、 日本語入力の 「ATOK Passport プレミアム」 に付随するサービスです。
まず、日本語入力のATOK には、月額定額の「ATOK Passport」があります。
毎月数百円を払うことで、日本語入力のATOKを使えます。月300円の「ベーシック」コース、そして月500円の「プレミアム」コースがあります。
月500円の 「ATOK Passport プレミアム」を選ぶと、様々なサービスが付いてきて、その中にクラウド文章校正サービスがあります。
上記のサイトでログインすることで、文章校正を行います。
無料校正サイトより拾わない
使ってみた結論として、いまいち物足りないですね。
以前に記事にした無料校正サイトより精度が落ちます。
無料校正サイトで40くらいのチェックポイントを拾ってくれますが、ATOKクラウドチェッカーは3つだったり。
もっとも無料校正サイトだと直す必要がない チェックポイントが多いんですが、それを差し引いても ATOKクラウドチェッカーは少なすぎます。
ビジネスや公文書向けの校正がある
ATOKクラウドチェッカーは、4つの校正機能があります。
文章の誤りをチェックするだけでなく、ビジネス文や公用文にふさわしい表現かどうかのチェック、表記ゆれチェックも。
ビジネス文チェックにすると以下のような表現を拾ってくれます。
「誰」 → 「どなた / どちら様」
公用文チェックにすると、読点の「、」を「 , 」にするチェックが入ります。
表記ゆれチェックはすごく役立つ
もう1つのチェック項目「表記ゆれチェック」はものすごく役立ちます。
表記ゆれとは、1つの文章の中に「犬」「イヌ」「いぬ」が混在するような状態です。読者が混乱するので表記は統一した方がいいです。
ちょっと気をつければ表記ゆれはなくなるだろうと思っていました。
チェックしてみたら、けっこう出てくる。
「ひとり」「一人」とか、「もって」「持って」とか。
漢字に変換するか、ひらがなのままにするか。表記ゆれは起こりがちなミスだとはじめて知りました。
ということで、ATOKクラウドチェッカーの「誤りだけチェック」はいまいちでしたが、「表記ゆれチェック」 は役立ちました。
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