中央省庁の「白書」は、「現状について国民に周知させること」を目的とした刊行物です。
各省庁のWebサイトで無料公開されています。
最近、電子書籍でも出版されるようになりました。すべて無料です。
電子書籍でリリースされている白書
2017年9月現在、以下の3つの白書がヒットしました。
電子書籍化されている白書はまだまだ少ないです。
情報通信白書 総務省
今回の白書では、特集テーマを「データ主導経済と社会変革」とし、データ主導経済(data-driven economy)の下での、多種多様なデータの生成・収集・流通・分析・活用による、あらゆる社会経済活動の再設計・社会の抱える課題の解決等について展望してる。
「データ主導の経営」はよく耳にしますが、行政も「データ主導」が熱いテーマになっているみたいですね。
警察白書 警察庁
特集 交通安全対策の歩みと展望
トピックス
Ⅰ サイバー犯罪・サイバー攻撃への被害防止対策
Ⅱ ストーカー規制法の改正を踏まえたストーカー事案への対応について
Ⅲ 特殊詐欺の手口の変遷と警察の取組
Ⅳ 六代目山口組・神戸山口組対策について
Ⅴ 国際テロ情勢と警察の取組~2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて
警察白書は生活に密着していて面白そう。ワイドショーネタに近いものがあります。
少子化社会対策白書 内閣府
我が国の少子化は、社会経済の根幹を揺るがしかねない危機的状況にあり、その背景には、若者の経済的な不安定さや長時間労働、仕事と子育ての両立の難しさや、子育ての孤立感・負担感など、様々な要因が絡み合っています。
うーむ。深刻です。この白書では、「出生数や出生率の推移を始め、結婚・出産・子育てをめぐる最新のデータ」が読めるそうです。
白書を電子書籍化する必要はあるのか
もともと各省庁のWebサイトにいけば読める内容なので、電子書籍化する必要があるのか意見が分かれるところです。
しかし、電子書籍になっていると、ハイライト、メモ、しおりといった機能が使えます。
さらに、毎年の白書をデバイスにためていくことで、過去の白書を振り返りやすくなります。
電子書籍には数々のメリットがあるので、読み手の利便性が高まります。
中央省庁の全白書を電子書籍化して、毎年リリースすべきだと考えています。
コメント