電子書籍を執筆するときに、いつも誤字脱字が気になります。
出版した後になって、文章のミスが山ほど見つかるからです。
そんなときに役立つの文章校正サイト。
使ってみたら、そこそこ役立ったのでご紹介します。
無料の文章校正サイト3選
有名どころは以下の3つです。
「文章校正ツール」
「Enno」
(他にも「無料の文章校正サイト」をご存知の方は、コメントから教えてください)
どのサイトもプログラムによる機械校正です。(無料なので、当然ですが・・・)
一度でチェックできるのは1万字程度。それより長い文章は分けて入力します。
上の2つ「文章校正ツール」「日本語校正サポート」は、プログラム内容が同じなのかチェック結果が重なっていました。
「Enno」は、修正ポイントが極端に少なくて、精度に難があるようです。しかし、他のサイトではチェックできなかった部分を指摘してくれるので、合わせて使いたいサイトです。
あくまで「修正を検討すべき可能性のある部分」なので注意しよう
実際にKDPでリリースしている8千字前後の文章をチェックしてみました。
どのサイトもそうですが、「絶対に修正すべき間違い」ではなく「検討すべき」部分がヒットします。
よく引っかかるのが「難読」という部分。「一般的にはより平易な表記が望ましい言葉」としてチェック項目にあがります。
具体的には、以下のような項目。
- 「嘘」→「うそ」
- 「かも知れません」→「かもしれません」
漢字にするかひらがなにするか?というチェック項目。どちらが間違いというわけではないので、あくまで執筆者の判断です。
チェック項目に上がったからといって、必ずしも直す必要はありません。
校正してもらって役に立った部分
以下のようなチェック項目もありました。この部分は修正すべき部分でした。
二重否定
- 少なくない
二重否定の文章を指摘してくれました。
「少なくない」「買えないこともない」「しないとも限らない」みたいな表現は、話し言葉だったら気になりません。
しかし、文章で書かれている二重否定は、すごくまどろっこしく感じます。
絶対にダメというわけではないけど、修正しておきました。
言葉の誤用
- になります
校正サイトに指摘されるまで、「~になります」が言葉の誤用だと知りませんでした。
私の文章の癖で、「~です。」「~です。」という単調な語尾を避けるために、「~になります。」を混ぜることがあります。これが間違いらしいです。
たくさんヒットしたので、すべて修正しておきました。
冗長表現
- することができる
これはダメですね。「~することができる」「~ということが言われている」といった冗長表現。
気を付けているつもりでしたが、校正チェックしたら見つかりました。
即修正しました。
校正サイトは金を払う価値がある
無料の校正サイトでも、上記のようなミスがたくさん見つかって、すごく役立ちました。
ということは、有料の校正サイトならもっと精度の高い校正をしてくれるかもしれません。
「金を払ってもいい」と感じています。
有料の校正サイトを試したら、また記事にします。
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