司馬遼太郎は電子書籍化されているか

司馬遼太郎は日本有数の人気作家ですが、1996年に亡くなってから20年以上経ちます。

電子書籍化は進んでいるのでしょうか。

昔の本は電子書籍化が遅れていることが多いので、調べてみました。

結論:多くの作品が電子書籍化されている

いきなり結論ですが、主要な作品は電子書籍で読めます。

AmazonのKindleストアで調べると、多くの作品が電子書籍化されていました。

これほどの人気作家ですから、出版社がまっさきに電子書籍化するのも当然でしょう。

宮部みゆきのように著者の意向で電子書籍化されないケースは別として、通常の人気作家はすぐに電子書籍化されます。

司馬遼太郎の主な電子書籍

いくつか司馬遼太郎の電子書籍をピックアップしてみます。

坂の上の雲

代表作の一つ「坂の上の雲」。松山で育った3人の若者(秋山兄弟、正岡子規)の生涯を描いています。

しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。

(Amazon 内容紹介)

個人の立身出世と国家の飛躍が重なって、なんとも熱い物語です。

本書を読むと、日本の重要な転換点であり危機でもあった「明治時代」のイメージが持てます。

街道をゆく

紀行文の傑作「街道をゆく」。日本国内をはじめ、世界中を旅して、歴史や文化に思いを馳せる作品です。

著者47歳のときからはじまったライフワークで、25年後に43冊目で絶筆となっています。

1997年(司馬遼太郎逝去の翌年)からNHKスペシャルで映像化されました。紀行だけに映像があると一層楽しめます。NHKオンデマンドで配信しています。

NHKスペシャル 街道をゆく 第1シリーズ 第1回 湖西のみち・韓のくに紀行 -NHKオンデマンド
作家・司馬遼太郎が各地を訪ね歩き、四半世紀を費やして書き続けた「街道をゆく」。この長期にわたる思索の旅は、「日本民族はどこから来たのだろう」という問いから始まりました。日本民族のルーツを求めて、司馬はまず、琵琶湖畔の湖西の道から韓国へと渡り...

電子書籍化されていない作品

司馬遼太郎は作品数が多いため、電子書籍化されていない作品もあります。

特に、対談集は電子書籍化されているものが極端に少ないです。(2017年4月現在)

座談の名手として知られているので、電子書籍化されるのを待っている読者も多いことでしょう。

ドナルド・キーン、宮崎駿、野坂昭如といった面々との対談は、まだ電子書籍で読むことができません。

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