過去に「Kindle Unlimited対象」とリンクした本が、今では読み放題の対象ではなくなっていることがよくあります。
Kindle Unlimitedの対象本は、けっこう激しく入れ替わるみたいです。
以前は読み放題で読めた本
かつてはKindle Unlimited対象本だったけど、今では読み放題で読めない本はたくさんあります。
たとえば、クリス・アンダーソンの「メイカーズ」は、最初は読み放題対象で、しばらくして対象ではなくなりました。
現在は再び読み放題の対象です。
わりと頻繁に読み放題の対象になったり、対象から外れたりと、入れ替わる気がします。
先延ばしすると買う羽目になる
読み放題で面白そうな本を見つけたときに、「また今度読もう」と先延ばししていると、読み放題の対象でなくなることがあります。
Kindle Unlimited加入者の人は、Kindleストアで面白そうな「読み放題対象本」をみつけたら、すぐに目を通した方がいいかも知れません。
対象でなくなってしまえば、買うしかなくなります。(紙の本でいいなら図書館という手もありますが)
出版社は試行錯誤中
電子書籍を読み放題にするかどうか。その判断は、当然ながら本の権利者(出版社)のはずです。
Kindleストアが独断で読み放題にできるわけがありません。
著者の意向が入るケースもあると思いますが、出版社の方針にしたがって、「読み放題」にしたり、やめたりしているようです。
Kindle Unlimitedが2016年8月にはじまって、まだ1年半です。
どの出版社も試行錯誤の最中だと思います。
Amazonも試行錯誤
読み放題だった本が、突然削除された事件が2016年のKindle Unlimited開始時にありました。
Amazonが有利なロイヤリティを出版社に提供する契約をしたところ、市場予測を誤って、予算が一瞬で尽きてしまったそうです。
あまりに多くのユーザーが読み放題で大量に読んだので、出版社に提供できるロイヤリティの予算がなくなったのです。
この場合、「読み放題」を停止したのは、Amazonの判断となります。
KDP本を読み放題にするかどうかの判断
セルフ出版のKDP本の場合、読み放題の対象にするかどうかの判断は、本を登録する著者となります。
ロイヤリティ(印税)を70%と35%の2つから選ぶことになりますが、70%のロイヤリティを手にするためには、KDPセレクトに登録する義務があります。KDPセレクトに登録すると、読み放題の対象になります。
読み放題の対象にしたくない場合、ロイヤリティは35%しか選べません。
ロイヤリティが半減するのはけっこう痛いし、読み放題の既読ページ数に応じた報酬もあります。KDP本の著者は、自分の電子書籍を読み放題の対象にするケースが多くなります。
KDP本はそれほど急いで読まなくても、ずっとKindle Unlimitedで読み放題のままだと思います。
まだAmazonの読み放題を試していない人は30日無料でどうぞ。
→ Kindle Unlimited
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