「Readium」という有名なEPUBリーダーがあります。
パソコンのクロームブラウザを使ってEPUBを読む手段としては、もっとも有名なEPUBリーダーです。
しかし、Googleは2016年からクロームアプリを段階的に廃止しています。
2018年末になり、Readiumを起動すると警告が出るようになりました。
どうやらパソコンでReadiumが使えなくなるようなので、調べてみました。
Readiumを起動すると「これが最後」の警告
2018年11月5日現在、Readiumを起動すると以下のポップアップ注記ができます。
簡単に翻訳してみます。超訳(笑)です。
Readium クロームアプリ -警告
重要:
これがReadiumクロームアプリの最後のリリースです。グーグルは、クロームWEBブラウザのアプリについてサポート終了を決定しました。詳しくはここ。
同時に、グーグルはクロームアプリを完全に廃止する予定です。残念ながら、Readiumにはどうしようもありません。
ということで、EPUBファイルを読むための代替ソフトをご検討ください。Readium公式サイトでご紹介しています。
Readiumはとても軽くて、便利なEPUBリーダーだったんですが、クロームアプリとして使えなくなるみたいですね。
ただし、Googleが終了するのは、Windows,Mac,Linuxのクロームアプリです。
WinやMacといったパソコンでReadiumが使えなくなりますが、スマホアプリは使えるようです。
Readiumはクローム拡張機能なのかアプリなのか?
巷で少し混乱があるみたいなのですが、グーグルが終了するのは「クロームアプリ」であって、「クローム拡張」ではありません。
あれ?Readiumってクローム拡張機能じゃなかったっけ?
クロームアプリとクローム拡張の違いは以下のサイトで解説されています。
ここの説明によると、Readiumはクロームアプリであり、Packaged Appsに分類されます。
以下、Packaged Appsの特徴です。
- 単独のアプリが立ち上がる
- オフラインでも使える
- Chromeを起動せずに使える
Readiumは、一度Googleウェブストアからインストールすると、単体で動作して、オフラインでも使えます。
Readiumは、定義上、クロームアプリ(Packaged Apps)です。
今回、Googleが是が非でも廃止したいのが Packaged Apps なので、Readiumは該当します。
Googleのウェブストアのページでは、なぜかReadiumが「拡張機能」とカテゴライズされていますが、このあたりの理由は不明です。
結論:クロームアプリのReadiumはそのうち使えなくなる
Googleウェブストアで、「readium」で検索してもヒットしなくなっています。
今のところウェブストア内にReadiumのページは存在しますので、本家Googleで検索して直接ページに行けばインストールできます。昨日やってみて、まだインストールできました。
しかし、ウェブストア内で検索してもヒットしません。事実上、ウェブストアでは存在しないことになっているわけです。
そもそもReadium自身が「最後のリリースだから、今後は別のソフトを探してね」と伝えてきたので、終了は間違いないです。
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