購入した電子書籍を削除してしまったら、もう読めないのでしょうか。
スマホやPCにダウンロードしたファイルを削除しただけなら、また読むことができます。
読めるケースと読めないケースについて解説します。
電子書籍ストアのマイページが本棚
電子書籍を購入すると、電子書籍ストアの「マイページ」に保管されます。
ストアによってはマイページのことを「アカウント」とか「ライブラリ」と呼んでいます。要するに、ログインすることでアクセスできる「自分の領域」のことです。
Amazon Kindle、楽天kobo、ヤフーブックス、ebookjapan等、あらゆる電子書籍ストアが同じ構造になっています。
マイページに購入した電子書籍ファイルがあり、それをスマホやPCにダウンロードして読むことになります。
自分が保有するデバイスであれば、複数のデバイスにダウンロードできます。
スマホやPCを買い替えたら、そのたびに購入した電子書籍をダウンロードできます。
ダウンロードした電子書籍は削除しても問題ない
スマホやPCにダウンロードした電子書籍ファイルを削除しても、電子書籍ストアのマイページには購入したファイルが保管されています。
そのため、スマホやPCのファイルを間違って削除したら、またダウンロードすればよいだけです。
電子書籍ストアによっては、一度ファイルを削除すると、その電子書籍は「同期しない」設定に切り替わることがあります。その場合、マイページで「同期する」設定に変えましょう。
マイページから削除すると完全に消去
スマホやPCにダウンロードしたファイルであれば削除しても問題ありませんが、マイページの電子書籍ファイルを削除するとどうなるでしょうか。
マイページが大元のファイルになりますので、ここを削除してしまうと永久にファイルが消滅します。
どうしても読みたければ買い直す必要があります。
マイページのファイルを削除しようとすると、完全に消去する旨の警告が出ます。
上記画像は楽天koboのケースですが、マイページ(ライブラリ)から電子書籍を削除しようとすると警告がでます。
間違って電子書籍を消去することはないはずです。
DRMフリーで個人責任になるケース
上記までの説明は、通常の電子書籍ストアのケースです。通常というのは、いわゆる商業出版に乗っていて、DRM(デジタル著作権管理)でロックがかかっている電子書籍です。
電子書籍ストアの中には、DRMフリーでファイルを販売しているケースがあります。
DRMフリーならコピーが可能になりますので、デバイス間の移動ができます。
そのため、電子書籍ストアが再ダウンロードのクラウドを提供せずに、ファイルの管理をユーザーに委ねるケースがあります。
1ヶ月とか半年間のように一定期間はダウンロードできますが、期限が切れると再ダウンロードできなくなります。
このようなDRMフリーで配布するタイプのストアでは、電子書籍ファイルのバックアップを自分で取っておく必要があります。
DRMフリーだからこそコピーが可能になり、自分でバックアップを取ることができるのです。
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