ほとんどの電子書籍は、紙の本より価格が安くなっています。
「紙の原価・印刷・運送・店舗小売」といったコストがかからないからです。
しかし、本代の大部分を占める編集コスト(出版社の取り分)、および印税は同じようにかかります。さらに、電子化のコスト、プラットフォームコスト(Amazon等)といった電子書籍に特有のコストもあります。
そのため「電子書籍は思ったほど安くはない」という声もよく耳にします。
論より証拠。ランキング上位の著名な漫画を例にして、紙の本と電子書籍の価格を比較しました。
上記の漫画9冊でなんとなく、電子書籍とコミックの価格差がわかってきます。
まず、確実に電子書籍の方が安いことは間違いありません。
どのくらい安いかといえば、5%~15%の範囲で安いといったところ。ほとんどが10%前後ですね。
「思ったほど安くない」という印象を持つ方が多いかも知れません。
だけど、紙の漫画なら10冊買えるところで、電子書籍の漫画なら11冊買える。100冊の紙の漫画を持っている方は、電子書籍にしていればあと10冊ほど多く買えたかもしれない。
そう考えると、この価格差は大きいです。
古い漫画はかなりお得
上記であげた例は、そこそこ新しい漫画です。新刊とか、シリーズが続いている漫画。
もっと古い漫画なら、読み放題の対象になっています。
Amazonの読み放題 Kindle Unlimitedだと月980円で大量の本が読み放題です。
たとえば、以下。
手塚治虫の名作。「奇子」全巻が読み放題。
カイジも1巻~3巻まで読み放題。著者や出版社の方針によって、読み放題の対象にするかどうかを自由に決められるのでしょう。
たくさんの漫画を読みたい人は、やっぱり電子書籍の方が圧倒的にお得です。
最新刊はわずかに安い程度ですが、ちょっと古い漫画になると読み放題で読める。
電子書籍の漫画はメリットが多い
その他、電子書籍には、期間限定の無料の漫画も多いです。紙の本を買った後で知ったら、ちょっと悔しいですね。
現在の無料漫画を知りたい方は以下のリンクで探してください。
シリーズ漫画の1巻~3巻程度を期間限定で無料にすることが多いかな。シリーズが続いている人気漫画でもよくやってます。
シリーズのファンを獲得するための販売促進ですね。
無料だからと読んでしまうと、面白くて、どうしても続きが読みたくなって、続刊をすべて買ってしまうwなんてことあるので要注意。
それにしても、間違いなく、電子書籍は漫画文化に役立ってますね。
- 少しでも安く読者にコンテンツを届けられる
- 昔のタイトルを読んでもらうチャンスが増える
- ファン層を広げる手段がたくさんある
これからは電子書籍で漫画を読む時代になりそうです。