Amazonのオーディオブックを試してみた感想

オーディオブックの市場は、これから拡大すると見込まれています。

スマートスピーカーが起爆剤になると期待されています。

試しに、Amazonのオーディオブックをちょっとだけ聞いてみました。

オーディオブックの市場は小さい

オーディオブックとは、書籍を朗読した音声コンテンツです。

聴くだけで、本の内容がわかる。「本を読む」のではなく、「本を聴く」コンテンツです。

日米のオーディオブックの市場規模

2015年前後の記事で以下のように書かれていました。

  • 日本のオーディオブック市場規模:50億円
  • 米国のオーディオブックの市場規模:1600億円
日本編集制作協会 AJEC
日本編集制作協会(AJEC)は、編集プロダクション初の業界団体として1983年に設立されました。業界内外の情報交換や会員相互間の業務提携・融通などを主な目的として活動しています。

米国では電子書籍市場よりもオーディオブック市場の方が大きいとのこと。

車社会の米国は、1日の中で運転している時間がやたら長いので、オーディオブックが普及しています。

ちなみに、日本の市場規模50億円のほとんどは落語CDとされます。

潜在的な日本の市場規模は10倍以上あると期待されています。

オーディオブックを試してみた

Amazonにもオーディオブックのカテゴリがあります。

→ Amazon Audible (オーディブル) ・ オーディオブック

月額1500円で聴き放題というサービスがあります。

1ヶ月無料体験を試そう」というページで、登録しなくても何冊かの本の音声を流すことができます。

再生ボタンを押すと、「オーディオブックがどういうものか?」がわかります。

試してみて、気づいたこと。

朗読するスピードが遅すぎる

オーディオブックを聞いて、まっさきに感じるのが「遅さ」です。

文章を朗読するナレーションは、なぜこうも遅いのでしょうか。

日本昔話を子どもに言い聞かせるようなスピードです。

これはちょっとキツイです。

「小説」ならぎりぎり耐えられますが、「ビジネス書」でこれは無理です。

著者が吹き込むパーソナリティ方式ならいける!

上記写真の右上の「人生を変えるスティーブジョブズスピーチ」は、著者らしき人が普通の会話調で吹き込んでいます。

わかりやすい喩えでいえば、ラジオのパーソナリティのようなしゃべり方です。

これならOKですね。聴きたくなります。

ビジネス書の吹込みは、すべてこの調子でやってほしい。

英語ができる人なら元が取れる

オーディオブックは米国が本場なので、英字新聞・洋書のオーディオブックはたくさんあります。

市場規模が違うので、ラインナップの数も変わってきます。

TEDやニュースの英語は、オーディオブックでなくても様々なアプリで聴くことができます。

小説やビジネス書のモノローグ音声は、けっこう価値がありそうです。

英語ができる人はオーディオブックの聴き放題に入っても、余裕で元が取れそうです。

スマートスピーカーで対応したら考える

「LINE Clova」「Google Home」「Amazon Echo」といったスマートスピーカーが話題です。

これらのデバイスが普及すれば、オーディオブックを聴く人が増えるかも知れません。

部屋の中で、パソコンやスマホを使う機会が減るからです。

パソコンをつけるのではなく、スマートスピーカー経由で本を聴くようになるかも知れません。

現在、Amazon Echoは、Amazon Musicに対応しているという記述はありますが、Amazon Audible (オーディブル)に対応しているとの記述がありません。

いずれ対応するのは確実でしょう。そのとき改めて、オーディオブックの利用を考えたいです。

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